浴室清掃はハウスクリーニングのなかでも難しい

ハウスクリーニングをやっていく中で、一番難しいと言われるのが、浴室清掃です。
それは、清掃する範囲が広く、汚れの種類が多いからです。
そして、その汚れ一つ一つが時にはかなり手間がかかるからです。

 

みんなが嫌がる浴室清掃

ハウスクリーニングを始めてまだ初期のころです。
どうしても日程が折り合わず、とある業者に浴室清掃を依頼できないか打診をしました。
現在では、依頼する場合その業者の力量を確認してからしか依頼していないのですが、当時はまだまだ考えが浅く、見ず知らずの業者に打診したのです。
すると、その業者は「業者によって浴室清掃の仕様や基準が違う」ので、断ってきました。
その業者は、今から思えばそれなりにしっかりした業者だったのだと思います。
しっかりした業者だからこそ、仕事に飛びつきもせず断ったのだと思います。

 

また、これも初期のころですが、良く応援に来ていてくれていた若者にいつも浴室清掃を指示していました。
その応援者曰く「またですか?ずるいですよ!」とこぼしながら浴室清掃を行っていました。

 

ご注文が増える中で、私自身浴室清掃に入ることが多くなりました。
そして、浴室清掃の大変さ、難しさを実感するようになってきました。
そして、幾人かの応援者の実力を見る中で、浴室清掃は私自身で行うようになりました。

 

浴室には、カビに始まり、石鹸カス、水垢など頑固な汚れが数多く存在しています。
清掃箇所も、窓、カベ、鏡、入り口ドア、カラン周り、床、エプロン内部、換気扇と多岐にわたります。

 

汚れが酷い時は、4時間もざらです。
奈良県での水垢が酷い時は、何と7時間もかかってしまったこともあります。

 

浴室清掃は、きちんと行おうとすると奥が深く手間もかかります。
そして、知識も必要です。

 

8年もやっても難解な汚れの存在

 

創業して8年目ごろでしょうか? 浴室清掃もかなりこなしていた時期のことです。
とあるマンション管理会社から電話がかかってきました。
「出入りの業者に清掃を頼んだんだけど、お風呂の床に白い筋が残りどうしても落とせないと言われた」ということで、是非協力して欲しいとのことでした。
当日現場に行き、まずはSCブライトで洗浄し、その後酸性の洗剤で洗浄しました。1度では落ちなかったので酸で3回ほど洗浄しました。
通常でしたら、これで十分落とせる汚れと判断しました。
でも、少し薄くなっただけでかなり残っています。

 

管理会社の社員に落ちない状況を説明すると
「お宅で落ちると思っていたのにがっかりですね。出入りの業者も3回も着て酸で洗ったけど落とせなかったんですよ」と。

 

「出入り業者が3回も手直しに来たなどと聞いてないよ!」と思ったのですが、ぐっと我慢しました。
落ちなかったけど、最低料金をいただきたいと言うと、「落とせなかったら払えない」の一点張りでしたが、駐車場代もかかっているということを伝えてやっと3,000円だけ頂きました。
今から思うとあの白い汚れは「ゴースト」だったのかもしれません。

 

ハウスクリーニングの各箇所の中で、一番業者によっての作業範囲違うものはありません。
また、仕上がりの違いがはっきりするのもお風呂清掃です。

 

大変だし、クレームにもなりやすい場所です。

 

当店のここ数年間は受注の6割強がお風呂の清掃です。
そこで苦労もし、自信もついてきています。

 

「ハウスクリーニング開業完全マニュアル」では、浴室清掃だけで19ページを費やして解説しています。
道具類や洗剤類の説明などを加えると、実質20ページをはるかに上回っています。